SCU
診療科
主な疾患
脳梗塞・脳出血
病棟の特徴
SCU(脳卒中ケアユニット)は脳梗塞や脳出血を発症した患者さんに対応する脳卒中専門病棟です。入室期間は最長2週間ですが、看護師は急性期の病態変化を察知できるよう密に観察を行っています。医師と連携し、早期からリハビリテーションスタッフとともに心身の機能回復に努めています。脳卒中は障害された部位により機能障害が異なります。そして、急な発症からの機能障害は精神的苦痛も伴います。患者さんの心身の苦痛に対しSCUでは3:1の看護体制を活かし、患者さんの個別に応じたケアをチームで相談しながら丁寧に実施しています。生活動作が改善していく様子はスタッフにとっても嬉しい場面です。
また退院後に患者さんやご家族のご意向に沿った生活ができるように、入退院支援室と連携しています。
病棟独自の勉強会
脳卒中看護に関わる基本的知識から、関連職種との連携についてe-learningを活用した学習を進めています。また、看護師が行うリハビリテーションの意義や、脳卒中の神経学的重症度を評価するNIHSS(National Institutes of Health Stroke Scale)について勉強会を行い、正しく評価できるようにしています。
目指せる看護師像
変化しやすい急性期脳卒中患者さんへの観察力・対応力とともに、嚥下・摂食障害への介入や、麻痺のある患者さんの安全な移動介助などの看護実践力が身に付きます。
新人教育におけるポイント・気を付けていること
個別の成長に応じて段階的なステップアップを目指しています。技術習得においては、安全に自立して実施できるまでサポートします。
病棟の自慢したいこと・アピールポイント
病棟単位としては院内では少ないスタッフ構成ですが、チームワークがよく相互に協力して患者さんの看護やスタッフ教育にあたっています。また、セラピストと連携し、看護師も日常生活援助の中で、患者さんの機能回復に向けたリハビリテーションを積極的に実践しています。
メッセージ

◯◯年度 入職看護師
多重業務の際には先輩・後輩問わず声を掛け合うことのできる関係性が魅力的だと思います。
日勤の仕事内容を教えてください。
7時40分〜 情報収集
8時20分〜 申し送り
8時40分〜 配薬と下膳
9時40分〜 保清・点滴・抗がん剤・輸血投与、内視鏡出し
11時20分〜 血糖測定
12時〜 昼食配膳
12時30分〜 適宜下膳と・配薬と・バイタル測定
12時45分〜13時45分 休憩
13時45〜14時 残りの下膳と・配薬と・バイタル測定
14時〜 カンファレンス
14時30分〜 点滴管理、輸血・抗がん剤投与
15時〜 リーダー看護師に報告
〜16時 点滴・輸血・抗がん剤投与、内視鏡出し
16時〜 記録
日勤時に心掛けていることはどんなことですか?
チームで看護を行っているので他のスタッフが困っていないか、特に一年生などが困っていないか声を掛け合うことを心がけています。日勤帯で行う清潔ケアは患者さんの希望に沿った添った清潔ケアを行いたいと思っています。また、夜勤帯の看護師に業務を残さないように時間を考えながら働いています。
この病棟の分野に興味のある学生へ一言
長期的に入院する方や入院を繰り返す方が多いため患者さんとの信頼関係が大切です。病状の変化に対応することがあったり、長期的な治療が必要な患者さんに寄り添った看護を学ぶことができると思います。また、看取りの看護についても学ぶことができと思います。