Introduction病棟紹介

3A病棟

診療科

小児科 小児外科 救急診療科 耳鼻咽喉科 形成外科・再建外科 整形外科 眼科 皮膚科

主な疾患

気管支炎、肺炎、胃腸炎、尿路感染症、気管支喘息、食物アレルギー、ネフローゼ、腎炎、痙攣、てんかん、低身長、糖尿病、鼠経ヘルニア、陰嚢水腫、停留精巣、包茎、臍ヘルニア、急性虫垂炎、腸重積症、ヒルシュスプルング病、膀胱尿管逆流症、気管軟化症、アデノイド増殖症、母斑、斜視など

病棟の特徴

小児科・小児外科を中心に全ての診療科に入院する15歳未満のこどもが生活しています。予定の検査入院や手術入院のこどもだけでなく、救命救急センター内に開設しているこども救急センターでは周辺地域の救急医療も担っていることから、重症度の高いこどもも入院します。そのため、私たち小児病棟の看護師は、基本的なこどものフィジカルアセスメント力を高めるよう日々研鑽しています。また、看護部の基本方針である「思いやりのある心温かい看護」、当院の「こどもの患者さんの権利とお願い」、こども家庭庁が推奨する「こどもまんなか」の視点に基づき、すべてのこどもを大切にしてこどもの視点に立った看護を行っています。特に「こどもの参加」については、多職種で協働してこどもの発達段階に合わせた説明やプレパレーションを行うことで、そのこどもなりに理解でき、自分の気持ちや意見を伝えることができるように関わっています。さらに、こどもが社会でこどもらしく生き、成長発達できるような生活を見据えて退院調整や在宅支援も行っています。近年当院でも増えている医療的ケアを導入して退院するこどもの退院支援や、周辺地域で生活する重症心身障害児の急性疾患罹患時の受け入れも行っており、高度な医療を行うとともに、地域医療や地域社会を支える大学病院として、こどもと家族を支援しています。

病棟独自の勉強会

  • 1.こどもの権利と発達段階
  • 2.プレパレーション
  • 3.事故予防と感染予防
  • 4.急変対応
  • 5.多重課題シミュレーション
  • 6.防災訓練

目指せる看護師像

こどもの権利を守り、そのこどもにとってより良く生活するために必要な支援について、チーム医療の中で看護の専門性を発揮できる看護師

新人教育におけるポイント・気を付けていること

新人一人ひとりの個性を大切にしながら、集合研修では学ぶことが困難な小児看護に関する現場教育を丁寧に行っています。日々のOJT、小児看護に関するマニュアルの整備・勉強会を開催し、こどもの発達段階に合わせた看護や家族への看護が実践できるよう、病棟全体で支援しています。新人スタッフをサポートするプリセプターとアソシエイトは、計画的に1on1ミーティングを実施して効果的なコミュニケーションを図ることで、楽しいことから大変なことまで一緒に乗り越えています。看護経験年数に関係なく、職場全体で共育できる環境です。

病棟の自慢したいこと・アピールポイント

入院中のこどもたちが安心して過ごせるように、こどもの症状緩和だけでなく、そのこどもと向き合うことでこどもの思いを確認しています。また、家族支援にも力を入れており、家族とも協働して子どもの権利を尊重した看護を提供しています。当院には小児看護専門看護師、子ども療養支援士が在籍しており、小児科、小児外科その他関連する診療科の医師、薬剤師、管理栄養士、入退院支援専任看護師等と定期的なカンファレンスを開催することで、多職種と積極的に連携し、治療方針の共有、退院調整、個別的な問題の解決を図っています。